今回走ってきた、ジョージア、アラバマ、ミシシッピー、そしてルイジアナは全部アメリカ南部の州です。南部というのは、単に北アメリカ本土の南側と言うだけではなくて、あの南北戦争のときに南部側に立っていた州です。つまり綿産地であり、プランテーション、奴隷制など、なかなか深い歴史があります。それに加えて、ルイジアナはその前に、リンカーンから安く買い取った土地なので、ニューオリンズにはフランスの名残もあって、建国200年ちょっととは言え、語れる街です。
フランスやスペイン統治下だった時代の建物も含まれるフレンチ・クォーターの中でも、有名なバーボンストリートでは、下着姿の女性が呼び込みをしていたり、多分カラオケでマイクを通した(決してうまくない)大きな声が鳴り響いたり、夜は酔っ払いだらけ。カクテルを片手に歩けるのも、このフレンチ・クォーターだけの特別のルールだそうです。そういえば、他の土地で、飲みながら歩くなんて、さすがに見ませんね。
他の通りは、アンティックショップが並んでいたり、レストランが続いていたり、歩いていて飽きない、大人(特に若者)の街です。そして夜も眠らない!ホテルでも週末の夜中は大騒ぎの声が聞こえてきました。
アメリカのディキシー・ジャズ発祥の地であるから、バンジョー、ベースに金管を使ったジャズがベーシックなようですが、フレンチマーケットで聞いたキーボード、ドラムにトランペットのものや、クルーズで聴いた、ピアノ、トロンボーン、ベースのものもよかったな~♪。